足首の動きの状態はとても重要です。
底屈(つま先が下へ動き足裏へ曲げる運動)や背屈(つま先が上に
上がり足の甲へ曲げる運動)又は回旋運動等をしてみると、動いている
ようでも硬さがあったりスムーズな動きではない場合が多いのです。
足首が硬いと柔軟性に欠ける為、歩いたり運動をした時の衝撃が吸収
しにくくなるので足が疲れやすくなったり、膝、腰、背中、首に負担が
かかりやすくなってしまいます。
腰や背中などの痛みに足首はあまり関係ないようにも思えますが、
足首が硬いとふくらはぎや股関節に影響が出て、骨盤の動きが悪く
なったり、更にそれが背中の筋肉にも影響を及ぼします。
その他に最近多いのが偏平足の人。
偏平足とは足の裏全体が地面についている状態、つまり土踏まずが
ない状態の事を言います。
土踏まずは体を支えバランスを保つクッションの役割をしています。
土踏まずがないと歩いたり走ったりするときの衝撃を吸収できなかったり
素早く動くなどの動作をとりにくくなります。
偏平足になる原因としては、足の筋力低下によるもの、急激な体重の
増加により足に負担がかかったもの、骨や筋肉が未成熟な子供の時に
長時間立ったままの状態だったことが考えられます。
いずれにしても、足は体の基礎となる部分ですから、痛みが出る様
ならば靴を変えてみたり、足首を回したりして普段からストレッチを
してみるなど・・・ご自身でもケアをしてみるといいですよ。